- ケーススタディ
- テクノロジー
太陽光パネルによる発電量、どのパネルでも大差はないと思いますか?

太陽光パネルは、1㎡の面積あたり、どれだけの電力を生み出すのでしょうか。
これは単なる雑学クイズではなく、住宅所有者が自宅に必要とする太陽光パネルのシステムサイズを算定する際に確認が必要な情報です。また、この点はコスト的にも重要です。というのも、太陽光発電システムの価格 は、システムのキロワット時(kwh)、つまり、太陽光パネルの発電量によりある程度決定されるからです。
太陽光パネルは、実際の環境でどのように発電するのか
太陽光パネルの1㎡あたりの発電量を理解するには、太陽光パネルの仕組みを知ることが大切です。マキシオンの太陽光パネルは、日本市場で販売されている製品の中でも変換効率(太陽の光をエネルギーに変換できる割合)の高いパネルです。頑丈な銅基盤と超高純度n型シリコンからなるマキシオンセルに太陽の光を吸収しやすくしたガラスを組み合わせたマキシオンパネルは、従来のパネル(353W/変換効率20%のパネル)に比べて10%多く発電できる製品となっています。
算数の単純な計算問題だと思われる方もいらっしゃるでしょう。計算上は、およそ幅1メートル、長さ1.7メートルの寸法のパネル1枚の発電が400Wだとすると、1㎡あたりの発電量はおよそ235Wになります。
しかし、実際にはそう単純ではありません。太陽光発電システムは、実際の自然環境(空が曇ったり、影がかかったり、雨模様、晴天等)でどれだけ効率的に発電するかという点で真価が問われるからです。面積あたり最大量の電力を生み出すには、温度、スペクトル、角度、日射量を適切に処理できるように設計された太陽光パネルである必要があるのです。
温度:太陽光発電ということで、日照量が多く、晴れていれば発電量も多くなるだろうと考える人も多いと思いますが、実は一般的に温度が25℃を超えると、太陽光パネルの機能は効率が下がりはじめると言われています。つまりほとんどのパネルは気温が高くなると、発電量は減少していくことになります。しかし、マキシオンパネルは、こうしたエネルギーの生産ロスを最小に食い止める設計になっています。マキシオンパネルの「温度係数」、つまり熱に関連したエネルギー低下率はわずかなため、高温による発電ロスは最小限に抑えられるのです。
スペクトル(光の波長):日によって曇りの日もありますが、皆さんの予想に反して、太陽光パネルは曇った日でも発電します。それは太陽光には幅広いスペクトルが含まれているからです。スペクトルには、人間の目に見えるものもあれば、赤外線や紫外線のように見えないものもあります。雲は、確かに多くの可視光線を遮りますが、スペクトル全体を遮るわけではありません。曇りの日でも思いがけず日焼けすることがあるのはそのためです。マキシオンパネルは、従来の太陽光パネルよりもより多くの赤外線と紫外線を吸収し、弱い日差しの朝方から夕暮れまで、より多くの光線を受光・発電するため、一般的なパネルと比較してより多く発電するのです。
角度:各住宅の太陽に面した角度はそれぞれ違うため、太陽光発電システムの設置プランもそれぞれ異なります。太陽光発電の施工者は、通常日光を最大限に捉えるために、太陽光パネルを真南に取り付けることを理想とします。しかし、住宅の場所によっては何が最適かは変わってきます。ほとんどの太陽光パネルの表面は「反射防止ガラス」で作られており、できる限り多くの電力を取り込むための設計がされています。ただパネルによっては、気候の変化に長時間さらされると、反射防止ガラス自体の劣化が起こり、性能が落ちることもあります。しかしマキシオンパネルは劣化率が低いことでも知られています 。反射防止ガラスをはじめ、徹底した耐久試験を受けた高品質の部品を使用するることで、業界最長の40年保証も実現しています。製品に対する確かな実績と自信をこの保証からおわかりいただけるのではないでしょうか?
日射量:太陽光パネルの発電量は正午頃にピークに達しますが、これは場所によって異なります。なぜなら木、ホコリ、葉といった障害物により作られる影により、日光が遮られて、太陽光パネルの出力に影響を与えることもあるからです。日影は発電量を損なうだけでなく、時間の経過とともに太陽光パネルを破損させるケースもあります。ほとんどの太陽光発電の施工者、特に、マキシオンの正規販売代理店では、効率的な発電のために日影を避ける手段を探しますが、日本の住宅事情において影を避けられないケースも多いと思います。しかしそこでもマキシオンパネルは、影の影響を最小限にする設計を施しています。通常影がかかった部分ではホットスポットが発生し、それが致命的なパネルへのダメージを引き起こすケースがあります。マキシオンパネルの場合は、影がかかった場合でもホットスポットが極めて発生しにくい構造をしていて、さらには影がかかっても発電量が極端に下がらないように設計されています。
では、太陽光発電システムはあなたの屋根をどの程度、覆うことになるでしょうか。様々に変動する幾つもの要素があるため、正確な数値を特定するのは困難ですが、1㎡あたりの発電量が235ワットとして、5kWを発電しようとする場合は、およそ22㎡(13枚)、6kWを発電しようとする場合は、約26㎡(16枚)が必要になります。太陽光発電施工者も、精巧な設計ソフトを使って、設置住所のこれまでの気候パターン、屋根の形状や角度、その他の要素を計算に入れ、その住宅に必要な電力量をヒアリングを基に測定し、パネル枚数と設計プラン、発電量シミュレーションを算出したご提案をします。
限られたスペースの屋根しかありませんか?
マキシオンパネルは、高性能で信頼性の高い400W/430Wの太陽光パネルがご提供でき、限られたスペースで最大限のエネルギーを発電しながら、電気代を最大限に節約したいお客様に40年保証がついた長期の安心をご提供しています。
太陽光パネルを設置する際は、購入可能な範囲で、あるいは屋根に取り付けられる範囲で、かつライフスタイルを鑑みて必要な電力がどれくらいなのかを検証したうえで太陽光発電システム設置の検討をしましょう。