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曇った日に太陽光発電はどれだけの電力を生み出せるのか?

2025.06.202025.06.30
M-IBC

曇った日の太陽光発電はどれだけの発電量を生み出せるのか?

6月は梅雨の季節。雲がかかり、空が暗くなり始めると、太陽光発電所有者がこう考えるのは当然のことでしょう。「曇っていても太陽光発電は電力を生み出せるのか?」と。

もちろん、ソーラーパネルがエネルギーを生み出すには太陽光が必要ですが、同時に、曇りの状況や部分的な影が出力にどれほど影響を与えるのか、知ることは重要ですよね。

ソーラーパネルは曇天でも発電はします。ただ、パネルの品質と変換効率によって、発電量が少なくなる可能性があります。

曇りの日の太陽光発電

曇りの日に日焼けをしたことのある人なら、太陽放射が雲をすり抜けることをご存じでしょう。同じ理由から、ソーラーパネルは曇りの日でも発電します。ただ、雲の量やソーラーパネルの品質により、変換効率が晴れた日のエネルギー出力の10~25%に低下することはあります。

幸いなことにマキシオンパネルは、赤と青の波長を含む、より広範囲の太陽光をとらえることができるマキシオンが1400以上の特許をもつ独自設計のバックコンタクトセルを使用しています。曇りの日に従来のパネルよりも多くのエネルギーを生み出すため、日の差さない天候や、日中、特定の時間に木や電柱等で部分的に影になる場合などにも影響を最小限にすることができます。また、マキシオンから昨年より販売開始しているパフォーマンス7パネルにおいても、3並列回路設計を取り入れることで、部分的な影に対しての影響を最小限に抑え、従来のパネルより、多くの発電量の確保ができるよう設計上の工夫がされています。

ソーラーパネルと天候や影に関する事実

  1. 太陽光発電は必ずしも暑い気候を必要とはしていません。ソーラーパネルが一番効率的に機能するのは、寒くて晴れている日です。摂氏25度を超えると、パネルの効率は低下する傾向にあります。ただし、日本の東北や北陸といった雪や雨、曇りの多い地域でも機能しないというわけではありません。実際にマキシオンでは石川県七尾市や岩手県宮古市での発電所開発において、パネルの低照度や厳しい自然環境でも発電するという<性能>が評価され採用に至っています。また自然環境の厳しい北海道・東北・北陸などでも多くの採用実績があり、これもまた圧倒的な耐久性を評価されてのことに他なりません。
  2. 落ち葉や電柱等といった周辺環境が原因となってソーラーパネルが部分的に影になると、生み出される発電量は減りますが、太陽光発電システムは、そのような影響を受けても発電を全面的に停止しないように設計されています。たとえば、太陽光発電パネルの20%が木の枝で隠れた場合、一時的にシステムの発電量は20%減少しますが、それ以上の減少はありません。また設置の際に、信頼できる施工業者であれば、あらかじめしっかりとしたシミュレーションを行うので、設置後影が問題になることはほとんどありません。住宅用太陽光発電システム設置に関しては、しっかりとシミュレーションを行ったうえで、製品特性や設置方法を理解している施工業者に設置してもらうことが重要となります。